日本共産党滋賀県委員会と党県農業・農民後援会は9日、〝食と農〟を考えるつどいを近江八幡市で開き、160人超が参加しました。山下よしき副委員長・参院議員が国政報告し、『隠れ共産党宣言』の著者で岡山大学名誉教授の小松泰信氏が講演しました。
山下氏は、5月の日米首脳会談で農産物の関税撤廃など大幅な譲歩をトランプ米大統領に約束し、公表は参院選後に先送りしたのではないかとの疑いを指摘。「安倍首相が亡国の農政を進めながら、国民に説明しないのなら辞めてもらうしかない」と批判しました。
また、党綱領で農業を基幹産業と位置付け、食料自給率50%を目指していることなど党の政策を紹介。「農業を守り再生するためには、アメリカ言いなり、大企業・財界中心の政治を転換しなければできない」と述べ、参院選での野党統一候補の勝利とともに、日本共産党の比例での躍進を訴えました。
小松氏は、日本共産党の綱領における農業の位置付けについて「ずっと言い続け、ぶれないところは信用・信頼に値する」と述べ、食料主権の確立や消費者・生産者・流通業者の連帯を強調しました。
つどいには嘉田由紀子氏が参加し支援を訴えました。
2019.06.10