Q 自民党の谷垣幹事長が「共産党が政権を担える党だ」といったと聞きましたが、本当ですか?


A 本当です。でも谷垣氏は「共産党に負けるわけにはいかない」と対決姿勢をあらわにしたものです。ぜひ「みなさんの声が生きる政治」へ、日本共産党の躍進にお力をお貸しください。

 自民党の谷垣禎一幹事長は、大津市のパルコ前で演説して、民主党は「政権を取ったあとに、国民のために何をやろうかという議論が決定的に不足していた。そこでは一致結束はできなかった。バラバラだった」と述べました。

 その後続けて、いわゆる「第3極」とよばれた政党について、「いろんな政党がたくさん出てきたこともご承知の通りです。だけどそれぞれの党がいま、どっちに向かおうと考えているのか。みなさんになかなかお分かりにならないだろう」「みなさんのお分かりにならないだけじゃありません。私、今年で衆議院に出て31年目になります。要するに、いろんな党をつくってやっている人たちを毎日、国会のなかで見ている。その私でさえ、分からない」と批判しました。

 そして、「国民の前に、われわれはこれをやるということを明確に示せない党は政権を取れるはずがないし、取らしてもいけない。じゃあ、明確に示せる党はどこか。一つは共産党です」といったのです。

 谷垣氏は、同じ言い方を京都でも演説しました。だから、たまたま口をついて出た言葉ではありません。

 谷垣氏は、すぐに続けて。「だけど、われわれが共産党に負けるわけにはいかない。結局のところ、いま日本で政権を担えるのは自公連立政権しかない」と言いはりました。

 日本共産党が、みなさんに「国民のために何をやろうとしているか」を明確に示している党だということは、自民党幹事長も認めざるを得ないのです。だからこそ敵がい心も満々です。

 日本共産党が皆さんにお示している提案は、安倍暴走政治ときっぱりと対決し、国民本位の対案を示し、国民の皆さんと共同しようというビジョンです。安倍政権が示しているのは国民に、ではなく、国民には消費税増税、大企業には減税という財界の利益と、沖縄基地の動きに示されるようにアメリカにいいなりで、それに反対する国民の声がどんなに大きくても、無視する政治です。

 こういう180度違う政治の方向を争う「自共対決」の流れが鮮明です。ぜひ、国民に目を向けた政治の方向に進めるために、日本共産党にお力をお貸しください。