■消費税増税強行に抗議する(2014年3月31日 共産党滋賀HP)
日本共産党です。安倍政権が消費税率を8%強行に強く抗議するとともに、日本共産党の対案、消費税に頼らない別の道を訴えに参りました。
安倍内閣の消費税8%増税は絶対に許せません。自民党、公明党の政権は、
来年10月から10%、さらに20%と、消費税増税の大暴走をしようとしています。
日本共産党は、皆さんの声を無視して増税を強行した安倍内閣に強く抗議し、
消費税大増税路線にストップをかけ、国民の暮らしを守ってたたかいぬきます。
消費税の3%増税分は8兆円を上回る大増税です。史上空前の大増税です。
●サラリーマンの年収は1997年以来、平均で70万円も減らされました。
消費税8%になって、サラリーマン家庭は平均で10万円も負担が増えます。
●貧困と格差をもっと拡大し、深刻にします。
非正規雇用で働く人の割合は4割近くにまで増えました。
年収200万円に届かないワーキングプアの人たちは1090万人。
所得が低いほど負担の重い消費税の増税は、貧困と格差をさらに広げます。
●多くの中小企業が倒産・廃業の危機にさらされます。
今でも、原材料費が上がり、消費は減退。そのうえに消費税増税です。
必死にがんばっている中小企業を追い詰める増税は許されません。
●高齢者には、年金削減と大増税のダブルパンチです。
年金は削減続き、医療費、介護保険料、後期高齢者医療保険料も値上げです。
「どうやって暮していくのか」というのが皆さんのお気持ちではないでしょうか。
●東日本大震災の被災者も、増税が重くのしかかります。
懸命に生活を立直そうとしている被災者に、こんな冷酷な政治があるでしょうか。
消費税増税では消費がさらに冷え込み、景気の悪化も避けられません。
消費税は増収になっても、税収は減ります。財政は一層ひどくなります。
暮らし、経済、財政を壊す消費税増税の強行は暴挙です。
消費税の大増税は、自民党、公明党、民主党が「3党合意」で決めました。
自民、公明と結託して消費税を増税した民主党も、
「増税の前にやるべきことがある」といってきた政党も、増税中止をいわなくなりました。そういう政党、政治家には、責任をとってもらおうではありませんか。
増税勢力は「増税分は社会保障にまわす」と宣伝しています。うそです。
社会保障に回るのは増税分の1割だけと、安倍政権ですら認めています。
社会保障は、年金の連続引き下げなど、充実どころか、切捨てばかりです。
税金の無駄遣いは、これまで以上に進みます。
●大企業には、復興特別法人税が1年前倒しで廃止、投資減税、交際費減税など1・5兆円も減税します。
●安倍政権は「国土強靭化」といって、整備新幹線や国際港湾建設など、巨大な無駄の公共事業を進めています。
●軍事費は、今後5年間で24兆円以上もつぎ込みます。
こんなことのために消費税大増税路線の暴走など許すわけにはいきません。
日本共産党は、消費税増税路線に反対し、消費税に頼らず、社会保障を進め、財政も確保するための2つの改革を提案をしています。
●第一は、所得や資産に応じて負担する税政改革です。
所得が1億円を超える人は、税金負担が軽くなっています。
法人税は中小企業が25%なのに、大企業は14%という実質負担率です。
こんな不公平な税制は改め、富裕層と大企業に応分の負担を求めます。
大型開発や軍事費、原発推進、政党助成金など、税金の無駄遣いをやめさせます。
●第二は賃上げなど大企業の内部留保の一部を活用し、国民の所得を増やします。
国民の消費を増して、経済を健全な成長軌道にのせます。税収も増加します。
消費税を5%に戻せます。消費税そのものを廃止する見通しも見えてきます。
改革には「財界中心」の政治を「国民の暮らし第一」に変えなければなりません。
日本共産党は、みなさんと力をあわせ、2つの改革の実現へ全力で奮闘します。
日本共産党は「しんぶん赤旗」を増やし、皆さんの支えで運動を進めています。
「しんぶん赤旗」には、元自民党の重鎮など、党派を超えた人たちが登場し、今の政治に辛口の発言をしています。
一般のマスコミも、党派を超えた人たちが「しんぶん赤旗」に登場していることを「政治が大前提からおかしくなったからだ」と注目しています。
ぜひ、元気と勇気のわく「しんぶん赤旗」をお読みください。
毎日の日刊赤旗は月3400円、日曜版は滋賀民報とあわせて1150円です。
日本共産党を大きく強くして、ご一緒に消費税大増税路線をストップさせましょう。