滋賀県知事
嘉田 由紀子 殿
2013年8月28日
陸上自衛隊あいば野演習場で10月実施予定の「オスプレイによる訓練中止」を求める緊急申し入れ
新日本婦人の会 滋賀県本部
会長 山田 美鶴
8月22日に防衛省が、この10月国内で初めて饗庭野演習場での日米合同演習にオスプレイを参加させることを、米軍側と最終調整していると公表しました。
オスプレイの低空飛行訓練は、日本の防衛のためではなく、米海兵隊の目的である「殴り込み部隊」として侵略のための攻撃訓練を行っていることです。
すなわち、敵国のレーダーから感知されず、敵国の奥地に武器や兵士を輸送するために、低空訓練をしているのです。それも「他国では自国でできない過酷な訓練ができる」(海兵隊隊長)として、墜落や落下など事故が起こる危険な訓練をしていることが、明らかになっています。
こんな危険な欠陥輸送機オスプレイを参加させる饗庭野での10月の日米合同演習は、県民の安全と安心に責任をもち、(憲法99条の)憲法を尊重し擁護する義務を負う滋賀県知事としてけっして認めることは出来ません。
日本政府、米国政府に対して、日米共同訓練の中止を即申し入れるよう強く求めます。
以上
2013年8月27日
内閣総理大臣 安倍 晋三殿
(防衛大臣 小野寺 五典殿)
陸上自衛隊あいば野演習場での日米合同演習と
オスプレイ参加の演習を中止の申し入れ
新日本婦人の会滋賀県本部
会 長 山田 美鶴
滋賀県大津市京町2丁目4−5
TEL:077-522−5818
FAX:077−522−5822
8月22日に防衛省が、この10月のあいば野演習場での日米合同演習にオスプレイを参加させることを、米軍側と最終調整していると公表しました。その中身は、「ホバーリング状況のオスプレイ機から日米の隊員の乗降訓練」などです。
オスプレイは、世界各地で事故を多発させている欠陥輸送機であり、あいば野での合同演習で、事故を起こさない保障はまったくありません。あいば野では、ヘリコプターによる危険な低空飛行、騒音被害、墜落の恐怖がこれまでもあり、住民からの苦情は絶えません。
安倍首相や小野寺防衛大臣らは、沖縄の基地軽減のため本土分散を目的に、あいば野でのオスプレイ訓練を行おうとしていますが、「オスプレイ墜落の危機分散」になっても、沖縄県民の負担軽減につながっていません。
沖縄県民の総意は、参議院選挙に示されたものであり、今年1月に沖縄の全自治体と全地方議会が首相に提出した「建白書」で明らかなように、「オスプレイの配備を直ちに撤回すること」「米軍普天間基地を閉鎖・撤去し、県内移設を断念すること」です。 あいば野でのオスプレイ訓練参加や名護市の新基地建設推進は、この沖縄県民の総意を無視するものです。
私たちは、これまでのあいば野での日米合同演習反対に引き続き、オスプレイ参加の日米合同演習に断固反対し、中止を求めます。
以上