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「共産党は希望の星といっていい」
5・25日本共産党演説会での藤澤直広日野町長の激励のあいさつ(2013年5月25日)
<img src="file:///D:/ホームページ用/homepage/DSC_2106.jpg" width="163"
height="238" border="0" align="left" hspace="10"> みなさんこんにちは、ただいまご紹介をいただきました日野町長の藤沢です。こんなにたくさんの人たちの前でお話しするということで、たいへん緊張しております。まずは、この共産党の演説会のご盛会、心よりお慶び申し上げ、お祝いを申し上げます。今度の参院選に向かってどうぞ、共産党のみなさん、後援会のみなさん、ご奮闘されますよう、よろしくお願いいたします。(大きな拍手)
さて、この大事な演説会に、こうしてお話をさせて頂くのに、ちょっとみっともないばんそうこうを貼っておりまして。少し、不注意から傷をいたしました。けども、この演説会は、恥を忍んででも、なんとしても、しゃべらしてほしい、ということで、昨日の今日でありましたけれども、おじゃまをさせて頂いた次第でございます。
5月も終わりになりまして、さわやかな5月の風が吹いております。いなかの方では田植えもだいぶ終わりまして、さなぼりという言葉がございます。田植えが終わって一段落して、一服して、そしてまたがんばろうというのが、さなぼり、さなぶり、さのぼり、いろいろいわれますが、今日はまさにそういう日ではないかなあ、と思います。
私はしかしながら、なかなかたんぼへ行くのが忙しゅうございまして、今日も朝から6時に起きて、たんぼの水を入れて、そして寸暇を惜しんで、除草剤をまいて、ここへやって参りました。先週植えた早苗が、すくすくと成長しております。だいたい田植えというのは、3本、4本の苗を植えて、それが20本、30本の株に分けつをしていき、そして秋に収穫されるというものであります。小さな苗が、手塩にかけて育てることによって、大きな株に広がり、収穫をするということであります。
そういうわけで、いま、株の話題もしきりであります。(笑い)ここに来られているみなさんも、たんぼの株以外の株を持っておられる方もたくさんおられるかもしれません。昨年から半年がたって、7000円台が1万5000円になって、どんと儲けた方もおられるんじゃないでしょうか。(笑い)ぜひカンパをして頂けたらありがたいなと、いうふうに思います。(大きな笑い)
しかし7000なんぼが1万5000円になったからと言って、ほんとうに庶民の暮らしや、中小業者の状況が良くなったのか、いうと、そうではありません。先日も、商工会のみなさんとお話しする機会がありましたが、「ここまでなかなか伝わってこんのや」。こういう話でありました。(「そうや!」の声)
そういう意味では、ばくちのような、金が儲かればいいという、そういうコンピューターゲームのような、株価が上がった、下がったで一喜一憂するようなことでなくって、文字通り百姓が手塩にかけて、育てるような、そういうことこそが、この経済、社会の中で求められているのではないかなあ、このように思います。(拍手)
そういう意味では今、TPP交渉参加の問題がありますけれども、まさに金がすべてのような、アメリカスタンダードのような国に、この国をしてはならない、いうふうに思います。滋賀県でもTPP県民会議が設立されて、4月6日には、嵐のような日でありましたが、集会をやり、デモ行進が行われました。農協の中央会の会長さんや、医師会の会長さん、そして町村会の会長をはじめ、ある意味では歴々たる人たちが一緒になって、集会をやりました。
そしてその中で、き然として、この問題で、集会に参加をして頂いたのは、国政レベルでは日本共産党の穀田さんだけでありました。国論を二分するといわれるこのTPPの問題で、国政の分野でただひとり、穀田さんが参加をされる。そういう状況に、いまこの国は、この県はなっている。そういう意味では、希望の星と言ってまちがいないんではないでしょうか。(大きな拍手)
また、このTPP県民会議の集会を通じて、私たち百姓の中では、今、農業用電力の値上げの問題がたいへんであります。びわ湖から逆水を上げて百姓をやっておりますけれども、なんと30%以上の電気代の値上げになっております。これを何とかしてほしいという話を、穀田さんが県土連の会長さんと懇談をされ、そして国会で直ちに取り上げていただいたわけであります。県土連、土連といえば、もう自民党のみなさんの牙城であります。会長は野中さんであります。そういうところが、そういう団体が、穀田さんと気脈を通じて、現地調査を受けて、国会でこの議論が反映される。そこの所に、いま大きな共同が広がっているあかしがあるのではないか、と私は思います。
全国町村会はTPPだんこ反対であります。あわせて道州制についても、だんこ反対であります。滋賀県を初めとして47都道府県を統合をして関西州をつくろう、都道府県合併ではありませんけれども、そういうものであります。平成の大合併を通じて、何でもかんでも大きくすればいいということでないことは明らかであります。そういう意味では、この道州制反対の点をいいましても、国政レベルで、き然として反対を掲げておられるのは、日本共産党ただひとつであると言っても、私はまちがいがない、いうふうに思います。
今一点共闘という言葉で、憲法の問題、そしてTPPの問題、道州制の問題、消費税の問題、原発の問題、ほんとうに大きく広げて頂いております。そしてそのかなめに共産党のみなさんがしっかり踏ん張って、がんばって頂いていることも、多くのみなさんが承知の事実であります。(拍手)
しかし、こういう、こっちで原発、こっちで憲法、消費税、道州制、TPP、いろんなところで広がっているわけでありますが、最近私が気づいたことがあるのでありますけれども、この根っこの所の、一点共闘の対抗軸は何なのか、いうことであります。
安倍首相がお話になられました。この国を世界で一番企業が活動しやすい国にするんだ。こういうふうにお話しされたわけであります。違うやろ! 政治の役割は、世界でいちばん国民が暮らしやすい国にすることこそが、政治の役割なのではないのかな。このように思います。
ですからこの一点共闘の広がりは、多方面に広がっておりますが、根っこの所の対決軸は、企業やそういう強いもん勝ちの社会じゃなくって、誰もが幸せになる社会をつくること。このことこそが求められているということではないのかな、というふうに思います。(拍手)
大きく、大きく、国論を二分する課題で、みなさん、がんばって頂いております。今度の参議院選挙で、けっして51%を獲得されても、けっしておかしくない状況なのではないか、と私は思います。(笑い、拍手)
しかし! ですね、かつて(日本共産党が国政選挙で)800万票、700万票(獲得した)という時代が10数年前にありました。10数年たちますと、当時3つほどの人が二十歳になっとるわけですから。共産党と書いた経験のない人が多いのでありまして、これはやっぱり、しっかり漢字を教えてあげることも大事なのではないのかな、というふうに思います。(大きな笑い、拍手)
自信を持って、今度の選挙で、大きく一点共闘で広がった輪を、さらに広げて、国政を根っこから変えていく、そういう選挙にして頂きたいと思います。どうかみなさんのご奮闘、心からお願い申し上げます。ありがとうございました。(大きな拍手)