■あいば野演習場日米合同演習やめよ 近畿の平和8団体防衛局に要請(しんぶん赤旗2012年9月13日付)

 ふるさとをアメリカ軍に使わせない滋賀県連絡会など近畿の安保破棄・平和8団体は12日、近畿中部防衛局長に対し、あいば野演習場(滋賀県高島市)で10月下旬~11月上旬に行われる日米合同演習(共同訓練)とオスプレイ配備の中止を森本敏防衛大臣に求めるよう申し入れました。

 あいばの平和連動連絡会の熊谷直道代表委員は、共同訓練の目的やその訓練の中身、部隊計画を明らかにするよう迫りました。

 「日常訓練がどんどん始まることに危惧している」と述べた滋賀県連絡会の杉原秀典代表委員増「オスプレイ配備について、米政府の言い分をうのみにした説明では信用できない」と述べました。

 安保破棄・諸要求貫徹大阪実行委員会の植田保二事務局長は「ドクターヘリも低空飛行する。オスプレイが山間地でニアミスすると大問題になる」と厳しく指摘しました。

 担当者は「訓練のすべてを承知しているわけではない。意見は伝える」と答えました。



■陸自中部方面隊に要請(しんぶん赤旗2012年9月13日付)

 滋賀県あいば野演習場での日米合同演習を前に兵庫、大阪、京都、奈良、和歌山、滋賀の安保破棄実行委員会とあいば野平和連動連絡会、ふるさとをアメリカ軍に使わせない滋賀県連絡会の8団体が12日、伊丹市の陸上自衛隊中部方面隊へ合同演習の中止を申し入れました。

 応対した松本啓司・地域連絡調整課長が施設内での受け取りを拒否したことに参加者が強く抗議し、強い日差しが照りつけるなか、門前で横断幕中を掲げ、合同演習中止、オスプレイ配備と飛行中止などを申し入れました。

 参加者は、一般国道を走行する自衛隊車両から隊員が市民に銃を向け威嚇するケースがあり中止するよう厳しく要求。オスプレイの危険性を米軍の専門家が指摘していることや、「米国内でできない訓練を日本では思う存分できると米軍幹部が発言している。日本の安全を守るあなたたちがぜひ意見を言うべきだ」と強調し、オスプレイ配備と飛行をやめさせるよう求めました。

 松本課長は「総監に伝える。合同演習の内容は調整中。オスプレイについては調査中で答える立場にない」と述べました。