■働く人への思想・信条差別は早く撤廃を 関電滋賀支店に(1999年9月3日)

 関西電力の人権侵害・賃金差別の撤廃・早期解決を要求する関電包囲総行動がおこなわれた3日、滋賀県大津市では争議支援県連絡会と県労働組合総連合の代表が関西電力滋賀支社を訪れ、争議解決のためのテーブルを早急に設けることなど3項目を要請しました。また、JR大津駅前でビラを配布して訴えました。

 同支社への要請には、差別賃金の是正を訴えている同社大津電力所甲賀制御所勤務の中島英雄さん(56)や谷本善弘県労連議長、中野善之助滋賀全教教職員組合委員長など6人が参加。

 申し入れでは、「関電はまだ(差別是正を)放っているのかという声はひじょうに強い。今回の要請で解決するよう、早急に本社にもあげてほしい」「最高裁判所の判決も下りている。関西電力は基幹産業企業として社会的責任を果たす模範を示すべきだ」「賃金差別も同じ労務政策のベースでおこなわれてきたもので、早期に是正を」と求めました。

 宣伝行動には、大津地域労連の労働者や日本共産党の八木修大津市議らが支援にかけつけました。