■「消費税増税勢力に審判を」滋賀集会にトラクターもダンプも(1996年9月22日)
「世論の力でつくろう消費税なくす国会」--滋賀県大津市で22日、「消費税5%引上げ許すな!」県民大集会がひらかれ、約1200人が参加。日曜日でにぎわう琵琶湖の膳所公園から湖岸道路をデモ行進しました。農民組合のトラクター4台が「増税反対」の旗をなびかせ、建設一般労組の労働者もダンプカーデモで呼応しました。
集会は県労連などでつくる消費税廃止県連絡会がよびかけ、45団体が参加しました。「目前の総選挙で増税勢力に怒りの審判を下し、かならず消費税の増税中止・廃止をかちとろう」と決議。「商売つぶされる前につぶせ消費税」「うそ、ごまかし、オール与党のお家芸」などの横断幕をかかげ行進しました。
日本共産党の衆院比例近畿ブロックの寺前いわお候補が決意をこめてあいさつ、「この総選挙でがんばり、消費税5%の道を中止させ、廃止させる」と表明し、追加された6人の比例候補(近畿)のひとり・桐山ヒサ子前県議と小選挙区の3候補を紹介。「がんばれー」と歓声と拍手がわきました。
決意表明にたった各団体は、観光協会や地域婦人会など増税反対署名賛同の62団体や署名を100人以上あつめた70人の名前短冊を壇上いっぱいにひろげ、消費税や軍事費、首都移転などの巨額のムダづかいに「やめてんか」コールを唱和しました。
琵琶湖から船で参加した長浜市の建設業・中尾忠一さん(65)は、「共産党にきばってもらわんと。消費税をやめさすには共産党しかない」。黄色の忍者装束で参加した甲南町の中野善治さん(44)も「消費税増税撤回! がんばります」と元気いっぱい話していました。