■びわこ空は港白紙撤回を 党県委委員会(1995年9月6日)

 日本共産党滋賀県委員会は6日、「びわこ空港」の白紙撤回をあらためて県に申し入れました。吉原稔県議、森茂樹県議が西村隆県空港整備局長に申し入れを手渡し、「タイムリミットだと住民を脅すやり方をやめ、7年間かかっても住民の同意が得られない計画は撤回すべき」と要求しました。

 申し入れは、▽8月を過ぎても住民の同意がえられなかったことを機会に計画の白紙撤回▽地元を混乱させてきたことを謝罪し、住民参加の地元発展計画の方針を明らかにすること▽必要な公共事業は空港への賛否にかかわらず推進することを求めています。

 このなかで、一般論として空港建設は推進する立場だが、「びわこ空港」は立地条件や交通環境からして不要で、県のすすめ方は▽県・財界主導で住民不在▽根拠のない「タイムリミット」論で住民をどうかつ▽地元負担ゼロの集落整備事業を集中して住民を分断しているなど、民主主義からも大問題としています。