日本共産党滋賀県議団(節木三千代団長、4人)は2日、議会運営委員会が同党の杉本敏隆議員の関連質問を封殺したことに対し、細江正人県議会議長に申し入れ書を提出しました。
杉本氏は9月30日、29日に行われたほかの議員の一般質問への県当局の答弁に対し、四つの関連質問を通告したところ、三つを質問させないとしたため、1問しか質問できませんでした。県は関連性を認め、答弁協議も終わっていました。
申し入れ書は「多数を占める会派の意向次第で、議員の発言を封じる」やり方は「議会制民主主義に反する異常なもの」だと抗議。
その上で、▷通告した関連質問を認めないとした理由を明らかにする▷質問を許可するかどうかは議長の権限であり、議運の「検閲」によって質問の許可・不許可を決めるというやり方は根絶する―ことを求めています。
杉本氏は「活発に議論していく点において県連質問は大事。(各議員の年間質問時間の枠内という)制限がかかっているのだから通告があったら認めるべき」だと訴えました。
申し入れ書
2020.10.04