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6月1日 山下副委員長が特別支援学校改善で国会報告

DSC_5132_1 日本共産党の山下よしき副委員長・参院議員は1日、過大・過密化している特別支援学校(養護学校)の改善を求めた国会質問について滋賀県大津市で報告し、教員らと懇談しました。党県地方議員団が主催。50人が参加しました。
 山下氏は、全国の特別支援学校で起こっている異常事態について安倍首相が「現状を放置するという考えはない」と答弁したことの重要性を強調。参加者からは「運動の力になる」と感謝の声が出されました。
 1979年の養護学校義務化に向けて出された調査報告書(辻村報告)の「障害がいかに重度で重複していようとも人格の完成をめざす」「重度・重複障害児のための学級を増設する」という内容が、現在においても「変わるものではない」(柴山昌彦文科相)との答弁を引き出したと報告すると、参加者から拍手が起こりました。
 参加者からは、強度行動障害が重複障害の対象となっていないことや、深刻な教員不足の実態などが出されました。また、「自分たちの要求を取り上げてもらって、国会が近くに感じられた」との感想も出されました。
 山下氏は「人権が豊かに保障される社会に向かって、みなさんの教育実践が大きな力になっている」と激励し、今後も特別支援学校の問題を国会で取り上げると表明しました。
 節木三千代党県議団長、黄野瀬明子県議も参加。節木氏は「国会での山下質問の答弁も踏まえ、県議団で相談しながら県議会で県を追及したい」と述べました。