日本共産党の滋賀県議団（節木三千代、杉本敏隆、藤井三恵子の各議員）は１０日、台風２１号によ る被害等の緊急対策について、三日月大造知事あての要請書を西嶋栄治副知事に提出しました。
　節木、杉本の両氏は、三日月知事が台風直撃の翌日にミシガン州での記念式典に参加するため渡米し たことについて、陣頭指揮にあたるべき知事が１週間も不在という事態は問題だと指摘。災害対策の補正予算を編成するよう求めました。
　要請書は、▷知事が緊急に帰国し、災害対策の前線で指揮を取る▷被災住民がもれなく罹災証明が受 けられるよう丁寧な対応をする▷住宅被害は広範かつ深刻で、これまでの経験にとらわれず、すべての 被災者に支援がいきわたるよう取り組む▽漁業施設の損壊も深刻で、農林水産業の再建に向けた手厚い 支援を行う▷寺社など重要文化財にも大きな被害が発生しており、復旧や文化財保全への支援を講じる ―ことなどを求めています。
　西嶋副知事は「被害をしっかりと掌握し、何ができるか適切に判断していくのが県の責務」と述べま した。